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桜島一周のしおり
一周の前に

一周する中で、気にかけていてほしいことは、退避壕と避難港の存在です。
「退避壕」は桜島の噴火から身を守るためのシェルターです。別に噴火したら逃げ込めと言っているのではありません。普段皆さんが見ているような噴火では逃げる必要はないので大丈夫です。ですが、大規模な噴火が発生した時には住宅地付近まで大きな噴石が飛んでくることも想定されますので、一時的に退避壕に避難するのです。島内に数多くあり、一周道路の沿線だけでも10個以上見つけられると思いますので、探してみてください。決まった規格とかはないので形も様々で、周りを溶岩で覆われていたり、バス停と一体化していたり…。入るのも自由ですよ。
「避難港」は全島避難(島民全員が島外に避難すること)の際に桜島フェリーが着岸し住民を乗せるために使われます。桜島フェリーは大きいですが渡し舟などを使わず直接着岸することができます。全ての港に番号が振られており、1番が南西部の赤水港、そこから反時計回りで桜島港が21番、新島港が22番です。それぞれに避難時の船舶が割り当てられており、その船がいくつかの避難港に寄港し、鹿児島港へ避難します。しかし今は、台風時に船が航行できないこともあり、バスで大隅半島方面へ避難するという計画に変わっています。だからと言って船での避難は完全になくなるわけではないでしょう。避難港には白い建物(退避舎)があるので分かりやすいと思います。一周道路からは19番長谷港(上の写真)とか見やすいと思います。
退避壕

これが桜島のハザードマップだ!
(公共施設等に貼ってあります)

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